賃貸でネズミ・害獣が出たら|管理会社への伝え方と駆除費用の確認

書類の上に置かれた電卓とペン。駆除の実際の見積書ではなく費用確認の参考写真
害獣対策ガイド編集担当

賃貸住宅で害獣の被害が疑われる場合は、まず管理会社・貸主へ連絡します。外壁の穴、天井裏、共用部などは入居者だけで工事を決められないことがあります。「費用は必ず大家負担」「入居者が全額払う」と、原因や契約内容を確認せず決めつけることも避けてください。
アイキャッチは費用を整理するためのイメージ写真です。駆除業者の見積書・施工事例ではありません。Aaron Lefler / Unsplash。

賃貸住宅は、手配する前に連絡
1|状況を記録場所・日時・写真・被害
2|管理側に連絡管理会社・貸主へ伝える
3|手配を確認作業範囲・承諾・費用の扱い
費用負担は、被害原因と契約を踏まえて確認

動物の種類が分からない場合は、屋根裏のフンから候補を整理する方法も参考にし、種類が未確認であることを管理会社へ伝えてください。

連絡の前にまとめる5項目

①物件名と部屋番号、②初めて気づいた日、③音・フン・目撃・臭いの場所、④写真や録音、⑤すでに使った薬剤・行った対策を整理します。動物を捕まえて証明する必要はありません。食品を容器へしまい、子ども・ペットを痕跡から遠ざけるなど、安全な範囲の生活上の対応を進めます。

管理会社へ送る連絡文の例

件名:室内の物音・害獣の痕跡について調査の相談
○月○日から、○時頃に○○の天井で物音があります。○○に黒い粒も見つけましたが、動物の種類は未確認です。写真と録音を添付します。現地確認と、建物の侵入口・共用部を含む調査の要否について相談したいです。調査を依頼する担当者、費用負担、入室日時、工事の承認手順をご案内ください。現在、天井の解体や穴ふさぎは行っていません。

これは連絡用の文例で、実在する被害事例ではありません。まだ写真がない、物音のみ、といった自分の状況に合わせて書き換えてください。返信日時と担当者名も保存します。

見積もりを頼む前に決めること

確認すること管理会社に尋ねる内容
発注者と支払者誰が業者に依頼し、請求書を受け取るか
調査の範囲自室だけか、屋根裏・外壁・共用部も対象か
施工の許可穴ふさぎ、天井の開口、ネット設置を誰が承認するか
費用の精算立替が必要か、事前見積もりの上限と証憑は何か
再発した場合管理会社と施工業者のどちらへ連絡するか

管理会社が手配する予定なら、重ねて別業者へ作業を発注しないよう調整します。自分で見積もりを取る場合も、「見積もりだけで契約・着工しない」ことを伝え、調査費や出張費の条件を先に確認します。

費用負担は、被害の原因と契約を踏まえて確認

国土交通省の賃貸住宅標準契約書の案内は、必要な修繕や借主の故意・過失の場合の扱いを示しています。ただし標準契約書はモデルで、その使用が義務ではありません。害獣駆除・清掃・建物の補修がすべて同じ負担になるとは限らず、個別の契約と原因の確認が必要です。本記事は個別の法的判断を行うものではありません。

負担の説明に納得できないときは、契約書、見積書、被害記録、管理会社とのやり取りをそろえて、消費生活センターなどに相談します。家賃の減額や契約解除を自己判断で確定したり、説明のないまま高額な工事へ署名したりしないでください。

天井の音を記録する方法/フンの見分け方/自治体の相談先。工事の内容は費用の内訳と業者選びで確認できます。

参照資料

国土交通省:賃貸住宅標準契約書について/国民生活センター:害虫・害獣駆除のトラブルに注意。情報確認日:2026年10月7日。

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