害獣の種類

家に出るネズミ3種の見分け方|ドブ・クマ・ハツカネズミの違いと対策の考え方

隙間から顔を出しているネズミの参考写真
害獣対策ガイド編集担当

家やその周辺で見かける代表的なネズミは、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミです。体の大きさ、耳、尾の長さ、見つけた場所を合わせて考えます。「屋根裏だからクマネズミ」「小さいからハツカネズミ」と、1つの特徴だけで決めないでください。

ネズミの種類は、手掛かりを組み合わせる
外見体・耳・尾の特徴を記録
発見場所高さ・餌・巣材を確認
周辺の痕跡フン・足跡・かじり跡を記録
音・フンの大きさ・色だけでは区別できない

3種類を比較する

下表は横浜市の案内を基にした目安です。体長は尾を除いた長さとして比較します。子どもの個体、遠くからの写真、姿勢によって見え方が変わるため、定規を持って動物へ近づく必要はありません。

種類体長の目安耳と尾よく見られる場所の例
ドブネズミ20〜25cm耳は小さく厚め。尾は体長より短い下水の周辺、床下、庭
クマネズミ17〜20cm耳が大きい。尾は体長より長い屋内、天井裏、ビル内
ハツカネズミ6〜9cm耳は丸く大きい。尾は体長とほぼ同じ人家、農耕地、農村

判別するときに記録したい4つのこと

姿:すでに撮れた写真があれば、体と尾が両方写っているかを確認します。追い回して写真を撮ると、隠れた場所に逃げ込むことがあります。
場所:庭、台所、床下付近、天井など、最初に見た場所を記録します。
時間:毎晩同じ時間か、昼間にも姿を見たかを記録します。
痕跡:食品のかじり跡、フンらしいもの、侵入口候補を別々に撮影します。痕跡が同じ動物によるものとは限りません。

音・フン・色だけで分からないこと

小さなカリカリ音でも、動物の大きさを正確に推定できません。住宅の反響や設備音も関わります。天井の音の確認手順で、時間と音の位置を整理してください。フンにも個体差や劣化があるため、ネズミのフンの見分け方は候補を絞る材料として使います。

「黒っぽい」「灰色に見えた」だけでは照明や距離の影響が大きく、種類を確定できません。写真が不鮮明なら、相談時に「ネズミらしいが種類は不明」と伝えるほうが適切です。

種類が分からなくても、先にできる対策

食品をふた付き容器へ入れ、生ごみ・ペットフード・水を放置しないようにします。紙や布などの不要な物を整理し、生活空間で安全に確認できる隙間を記録します。横浜市も、器材や薬剤だけでなく環境整備を基本として案内しています。

穴を見つけても、通気口や排水機能をふさいだり、内部の動物を閉じ込めたりしないようにします。侵入口を確認する場所と穴ふさぎの注意点を読み、必要な補修は住宅の構造を確認できる人へ相談してください。

薬剤や捕獲器の選択は、種類以外の条件も必要

子ども・ペットが触れないか、置いた器具を毎日安全に確認できるか、死骸を取り出せる場所か、製品の対象と使用方法が合うかを確認します。種類を推定できたからといって、薬剤を食品へ自己流で混ぜたり、手の届かない天井裏へ投げ込んだりしないでください。

庭で見た小動物が、家ネズミ3種とは限りません。野生のネズミも含めて「ネズミならすべて捕獲許可が不要」と考えず、種類が不明な捕獲は自治体へ確認します。

業者に伝えるときは、種類より被害と場所を具体的に

「写真がある」「食品被害が続く」「同じ場所に新しいフンが出る」「壁の中で音がする」など、確認できた事実を伝えます。自力対策の範囲と相談の目安を確認し、被害が続く場合は調査・駆除・清掃・補修の費用を分けて見積もってもらいましょう。フンの片付けは掃除機を使う前の清掃の注意点も確認してください。

参照した公的情報

横浜市:ネズミについて
環境省中部地方環境事務所:鳥獣保護管理法について

情報確認日:2026年10月7日。制度・製品の表示・住宅の状況により対応は異なります。

アイキャッチは参考写真です。実際の被害現場ではありません。写真:Joshua J. Cotten/Unsplash。

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