総資産4000万円超えの私が考える『貯金 vs 投資』の最適バランス

「貯金だけではお金は増えない!」 「投資はリスクがあるから怖い…」
こんな声をよく聞きます。でも実際のところ、貯金と投資のどちらが正解なのでしょうか?
私自身、貯金と投資を併用しながら資産を増やしてきました。
2011年、東日本大震災が起きた年、私は貧乏大学生でした。
大震災を受けて、スーパーやコンビニなどのいたるところに募金箱が設置されていました。
私は、その募金箱を眺め、買い物のおつりの小銭をぎゅっと握りしめ、「寄付した方がいいよな。でも生活が苦しいし…。」と立ち尽くして悩みました。
そして結局、まったく寄付をせず店を出ました。
家への帰り道、とても罪悪感に襲われたことを鮮明に覚えています。
そのときに「しっかり貯金をして、自立しよう。そして困った人がいれば、迷いなく寄付できるような人になろう。」と決断しました。
現在の総資産は4000万円を超えています。
今回は、私がどのようにバランスを取ってきたのか、経験を交えながらお話しします。
1. 貯金と投資、それぞれのメリット・デメリット
貯金のメリット・デメリット
✅ メリット
- 元本割れのリスクがない
- すぐに使える資金を確保できる(緊急時に安心)
- 精神的に安定する
❌ デメリット
- ほぼ増えない(銀行の利息はほぼゼロ)
- インフレで価値が目減りする
私も20代の頃は「とりあえず貯金しておけば安心」と思っていました。
当時は社宅に住んでおり、家賃がとても安かったので、毎月の支出額を10万円程度に抑え、残りはすべて貯金すると決めていました。
最初は、「投資は金持ちがやるもの」というイメージがあり、ぼんやりと「1,000万円くらい貯めないと投資は始められないよな。」と考えていました。
今から考えるとそれは誤りだったと思います。
本当は、「生活防衛資金を貯め終わったら、小額からでも投資を開始する。」というのが正解だと思います。
20代の中盤で「このままではいつまでたっても投資を始められない」と危機感を覚え、投資を開始しました。
貯金が300万円を超えた頃だったと思います。
皆さんは私みたいに投資の開始を遅らせて、時間を無駄にしないようお気を付けください。
投資のメリット・デメリット
✅ メリット
- 長期的に資産が増える可能性が高い
- 配当金や値上がり益で不労所得を得られる
- インフレ対策になる
❌ デメリット
- 元本割れのリスクがある
- 短期間では大きく変動することがある
- 精神的に不安定になりやすい
私も投資を始めた頃は、資産の増減を見るたびに「うわ、マイナス10万円…大丈夫か?」と焦ることがありました。
初心者の頃は何に投資してよいかわからず、値上がりランキングの上位にある聞いたこともないような会社の株を適当に選び、株価の上げ下げに一喜一憂していました。そして株価が暴落し、含み損が50万円近くになったときは、仕事が全く手につきませんでした。
皆さんは私のような失敗をしないようお気を付けください(笑)
2. 私が選んだ貯金と投資のバランス
「貯金は安心、投資は成長」
この考えを基に、私の資産配分は以下のようになっています。
▶ 貯金:10%(約500万円)
- 生活防衛資金(6ヶ月分の生活費)
- すぐに使う予定のあるお金(教育資金など)
▶ 投資:90%(約3800万円)
- 新NISA(成長投資枠フル活用)
- iDeCo(節税メリット大)
- 高配当株&インデックス投資
当初は貯金40%、投資60%くらいの割合でした。
しかし、資産額が大きくなるにつれて、投資せずに現金で保有し続けるのが機会損失だなと思うようになり、2023年頃からは上記のような割合で投資しています。
3. 貯金と投資のバランスはどう決めるべきか?
私の結論としては、
「最低でも半年分の生活費は貯金し、それ以上は投資へ」
がベストバランスです。貯金だけでは増えませんし、投資だけではリスクが高くなります。どちらもバランスよく持つことが重要です。
資産形成は「攻めと守りのバランス」が大切です。私の場合は「貯金1割・投資9割」ですが、これは人によって異なります。
- 不安を感じやすい人 → 貯金多めでもOK(3〜5年分の生活費を貯金)
- リスクを取れる人 → 投資多めでもOK(生活防衛資金+ほぼ投資)
まとめ
✅ 貯金は「守り」、投資は「攻め」
✅ 私は貯金1割・投資9割のバランスで運用
✅ 生活防衛資金(最低6ヶ月分)は現金で確保
✅ 余剰資金は新NISA・iDeCo・高配当株で運用
「貯金 vs 投資、どちらが正解?」という問いに対する私の答えは、
「どちらも大事!バランスがすべて!」
投資に不安がある場合は、まず貯金をしっかり確保した上で、無理のない範囲で投資を始めるのがおすすめです。
資産形成はマラソン。焦らず、コツコツ積み上げていきましょう!